カウンセリングはどんな時に行く?
何を相談するカウンセリングを検討する時に、自分の相談というのは果たしてカウンセリングが適切なのか、あるいは別な相談窓口の方が適しているのではないかと迷うこともあるのではないでしょうか。 ここでは、その点についてまとめてみました。
はじめからカウンセラーを相談相手に選ぶ場合
はじめからカウンセリングを選択する方も中にはいると思いますが、その場合もカウンセリングに行く着くまでご自身の中では時間を要しているのかもしれません。 「これは、カウンセリングか・・・」と思いを巡らす中で行くつく方もあるのではないでしょうか。 自分自身の事について意識を向けてみたいと思った時には、確かにカウンセリングは意味を成す事のように思います。
体の事で病院を受診したが、どこにも異常がないとの説明を受けた時
体のどこかに不調や違和感を覚えた時、我々は医師の診察を受け、時には検査を受けることもあります。 しかし、その結果どこにも異常がないとの説明で終了する場合もあります。或いは、ストレスですね、などという説明をなさる場合もあります。
その場合、心療内科や精神科への受診を勧められる場合もあれば、そうでないこともあります。カウンセリングを勧める医師も多少はいるかもしれません。 しかし、納得いかないことも多いと思います。このような時はよくご検討いただくことも必要と感じます。因みに、カウンセラーは診断を行えるものではありません。
医師の診察を受けながらカウンセリングにも通う
例えば、うつ病やパニック障害などの治療を医師と続けている方の場合、カウンセリングは必須ではありませんが、医師がカウンセリングを勧める場合もあるものです。 よく診察とセットで語られますが、医師の診察のみの方の方が圧倒的に多いのではないかと思っています。よく主治医と話しあった上での開始が望ましいものです。
何かに迷ったり、決断に悩んでいる時
人生には時々で大きな決断をすることもあります。就職先のことや結婚、引っ越し、転職など大きな迷いとなりそうなものが幾つかは想像されると思います。ライフイベントなどと呼ばれることもあります。 このような時も、時にカウンセリングが意味を成します。
家族の事
自分自身の性格の事や迷いに関してカウンセリングを自らが受けてみるという流れは一つ筋が通るでしょう。 その他に、誰々のことで、という相談の場合もカウンセリングは時に意味を成します。 これには二つの意味合いがあります。
- 誰々とのこと:これは関係性のことを指しています。夫婦関係や母との関係などがそれにあたります。
- 誰々のこと:こちらは、その人の事を相談するという意味になります。子供の不登校のことで、はここにあたります。
職場関係
働く女性も増えている現代社会では、益々カウンセリングを希望する人は増えて行くかもしれません。働くことにまつわる迷いや悩みというものが存在します。
時に意味を成す・・・とは
時に意味を成す、という表現を使ってきましたが、このぐらいの表現が適切ではないかと感じるからであります。 必ずしもカウンセリングでなければならないという相談はどのくらいあるかわかりません。また、カウンセリング向きの相談という場合であっても正直なところあまり意味を成さない場合があります。
これはカウンセラーの力量との兼ね合いもあります。 お会いするタイミングということもあるようにも思います。 その人が必要としていれば、多くの相談で意味を成すというくらいでしょうか。
非常にあやふやな言い方ですので納得いかない方も多いと思いますが、実感的にはこのように感じています。カウンセリング独自の視点から、自分自身のことに時間をかけてみたいという時などという表現が適切のように思います。
カウンセラーには多くのイメージが抱かれるものです。 「それは違います」と言う事もはっきり言えないようなことも多く、その人のイメージに沿ったカウンセラーとしてカウンセリングが進んでいっているようにも思います。 この話しを考え出すと、現実とは何か、というところまで及び複雑になりそうです。